新素材・コバルトクロムモリブデン。
これを使った印鑑は、耐久性に優れているのと同時に、キレイな印影が得られることが特徴です。
コバルトクロムモリブデンとは?
コバルトクロムモリブデンとは、その名の通り、コバルト・クロム・モリブデンという3種類の金属の合金のこと。
摩耗・変形に強く、錆びにくいことが特徴となるようです。
また合金にすることで、表面に「不動態膜」が作られるとのことです。
それにより、独特の硬い光沢が生まれます。
コバルトクロムモリブデンのこの性質は、コバルト・クロム・モリブデンそれぞれの、元々の性質に由来するのだそうです。
コバルト
コバルトは合金の材料に使われることが多いとのこと。
高温でもすり減りにくく、腐食にも強いのが特徴だとか。
航空機の表面を強化するため、コーティングされたりもするそうです。
クロム
クロムの特徴は、まず光沢があること。
それから錆びにくいことも特徴だそうです。
そのため自動車や機械・流し台・包丁などの表面に、メッキされて使われることが多いようです。
モリブデン
モリブデンは融点が2620℃と、非常に高いのが特徴だとか。
そのため変形に強いのだそうです。
コバルトクロムモリブデン印鑑の特徴は?
耐久性に優れている
印鑑は、長期にわたって使われるもの。
そのためすり減ったり縁が欠けたり、変形してしまったりのことが起こりがちです。
実印や銀行印なら、それで印影が変わってしまえば、新しく登録し直さければなりません。
コバルトクロムモリブデンは、抜群の耐久性が特徴です。
なのでこれで作った印鑑は、キズや摩耗は少なく、また欠けたり変形したりを心配する必要はありません。
コバルトクロムモリブデン印鑑は、一度作れば一生使えると言えると思います。
印影がキレイになる
印鑑をキレイに押すのは意外に難しいもの。
かすれやブレ、ゆがみなどが、どうしても起こりがちです。
その点コバルトモリブデン印鑑は金属製ですから、個人実印で約90g、通常の印鑑の約10倍の重量があります。
そのため比較的軽い力で押しても細かな線までクッキリとした印影が得られます。
またコバルトモリブデン印鑑には、上下を示すアタリがついています。
それにより、ゆがまず真っ直ぐ印鑑を押すこともできます。