会社を設立する際には、会社印を作らなければなりません。
会社印は、書類上は会社の「顔」ともなる存在。
やはりきちんとしたものを作りましょう。
ここでは会社を起業する際にどのような印鑑がおすすめなのかをまとめました。
会社実印
会社実印は、まさに会社の顔といえるもの。
法務局に印鑑登録をしますから、実印が押されていれば、その書類は会社の意思を表明したものとみなされます。
会社実印に必要なのは、まず耐久性。
欠けたり歪んだりすることなく、半永久的に使えるものであることが必要です。
また印影を鮮明に押せるものであることも大切。
そのためには、ある程度の重さなければなりません。
会社実印は、契約の際などに、契約相手の面前で押すこともあります。
ですから印鑑のデザインも、それなりに風格があることが求められます。
以上の会社実印に必要な条件をすべて兼ね備えたのが、チタン印鑑。
チタンは金属ですから、耐久性は他の材質と比べて抜きん出ています。
また他の材質と比べて自重があり、印影も鮮明なのが特徴です。
さらにチタンは、独特の上品な輝きがあります。
ワングレード上のステータスを示すには、おすすめだと思います。
銀行印
銀行印は、会社実印に次いで重要な印鑑です。
作り直す必要がない、耐久性に優れた材質であることが求められます。
また銀行は、銀行印の印影を照合することで、たしかに取引先からの依頼であるかを確認します。
ですから印影も鮮明でなくてはなりません。
おすすめなのは、黒水牛。
耐久性に優れていて、銀行印としては人気のある材質です。
また印面が朱肉になじみやすいのも黒水牛の特徴です。
にじみのない、きれいな印影を押すことができます。
会社角印
会社角印は、請求書など日常の書類に押されるため、会社印の中では使用頻度が最も高くなると思います。
ですから耐久性は、やはり求められるところです。
ただし会社角印は、法務局や銀行に登録することはありません。
そのため会社実印・銀行印ほど高級素材でなくてもかまいません。
おすすめの材質は、玄武。
玄武は木材素材の中では、使用によるひび割れやサイズの狂いが最も少ないと言われています。
また黒色なので、朱肉汚れが気になりにくいのも特徴です。