ヨーロッパの映画などで、手紙に封をする時に蝋をたらし、スタンプで紋章を押すのを見たことがると思います。
あれは「シーリングスタンプ」といい、中世から近世にかけてのヨーロッパでは、公文書や親書などの重要書類に封をする際、正式なやり方だったのだそうです。
蝋は一度はがしてしまうともう元に戻せないため、シーリングスタンプが押されていれば、その封書は未開封、すなわち中身が本物であることの証明になったのだとか。
現代ではもちろん、シーリングスタンプが公的な意味を持って使われることはありません。
でもお酒の瓶や香水やお菓子のパッケージなどに、高級感を演出するツールとして、このシーリングスタンプが使われているのはよく見かけると思います。
このシーリングスタンプ、キットを購入することにより、自分でも簡単に押すことができます。
- 結婚式の招待状などに
- パッケージや小包のアクセントとして
- プレゼントのラッピングに
- 手紙やハガキ、名刺などに
- 文具や小物などに自分の目印として
などに使ってみれば、ワンランク上の上質さを演出できるのではないでしょうか。
シーリングスタンプのキットは?
シーリングスタンプのキットは、ハンコヤドットコムで2種類販売されています。
スタンダードセット
標準的なセットで、
- スタンプ
- ワックス
- 専用ハンドル
- 離型パット
の4点からなっています。
スタンプは41種類の刻印の中から好きなものを1つ選べます。
離型パットは、スタンプから蝋を離れやすくしてくれるので便利です。
シンプルセット
シンプルセットは、
- スタンプ
- ワックス
- 専用ハンドル
の3点。
離型パットが含まれていないのが、スタンダードセットとの違いです。
シーリングスタンプの使い方は?
シーリングスタンプの使い方は、次の通りです。
- ライターなどで、ワックスの中心部分にある芯に火をつける
- ワックスを横向きにして、スタンプを押したい場所に垂らす
- スタンプを離型パットに軽く押す
- スタンプをワックスにゆっくりと押し付ける
- 15秒ほどそのままにし、静かに剥がす
キレイに押すコツは?
刻印をくっきりと残すためには、スタンプを強く押す必要があります。
ところがワックスがある程度固まらないと、スタンプを強く押すことはできません。
そこで、
- 保冷剤などでスタンプを冷やしてから押す
- 冷やしたパッドなどの上で作業をする
などのことで、ワックスが固まりやすいようにすれば、早くキレイに押すことができます。
クッキングシートを使えば失敗を防げる
プレゼントに押すなどで、失敗できないことがあると思います。
そういう場合には、クッキングシートの上で量産してしまうのがおすすめ。
うまく行ったものだけをボンドで貼り付けるようにすれば、失敗の心配はありません。
さらにアレンジするには?
スタンプを押す前にラメを振りかけるようにすると、キラキラと光るきれいなスタンプが作れます。
また異なる色のワックスを混ぜるようにすると、好きな色を作ることもできます。
オプショングッズ
スタンプの刻印は41種類
ハンコヤドットコムに取り揃えられているスタンプの刻印は、全部で41種類。
ヨーロッパ調の高級感あふれるものから、かわいいイラストタイプのものまであります。
複数を揃え、気分によって違うものを使ってみるのもおすすめです。
ワックスのカラーは24色
ワックスのカラーは24色。
定番のゴールドやレッドから、パールカラーのもの、ラメの入ったものなど様々。
これも、複数を取り揃えるのがいいのではないでしょうか。