チタン製の特徴

これまで、実印の素材として、象牙が最高級とされてきました。
しかし最近になってチタン製の実印が登場し、人気を集めています。

チタンとは?

チタンが発見されたのはごく最近のことで、1971年です。
イギリス人の物理学者の手によるものだったとか。

チタンは何より、錆びにくいことが特徴です。
ですから耐久性に、非常に優れています。

またチタンは、金属アレルギーを起こしにくいとしても知られています。
他の金属はアレルギーを起こすけれど、チタンだけは大丈夫という人も多いのではないでしょうか。

ですからチタンは、手で触り、長く使い続ける実印の素材として、打ってつけであるわけです。
中でも、チタンにブラスト加工を施した「ブラストチタン」が、実印の素材として人気です。

ブラストチタン実印の特徴

ブラスト加工とは、チタンの表面に非常に微細な粒子を突きつけ、ミクロの凹凸を付けたものです。

鏡面仕上げのチタンと異なり、表面に微細なザラザラがありますから、滑りにくく、持ちやすいのが特徴です。

また指紋や手垢などの汚れも、目立つことがありません。
キズも付きにくいので、何年使っても、新品同様の輝きを保ちます。

印面も、やはり微細なザラザラがあるために、朱肉のなじみに優れています。
重量がありますので、力を入れなくても、印影をきれいに押すことができます。

金属ですから、欠けたり割れたりなどの心配もありません。
錆びることもありませんから、半永久的に使えると考えてもいいでしょう。

チタン実印の価格は?

チタンの印鑑は、大きさによって価格が変わってきます。
実印などに使える大きなものは、大体1万2000円くらいが平均だと思います。

もちろんチタンにも、多少質の違いがあります。
高級なものの場合、1万5000円ほどすることもあると思います。

またチタンは、パステルカラーなどの着色をすることにより、女性からも人気の素材となっています。
細めで、アタリに宝石が埋め込まれているものが特に人気で、価格は5000円くらいです。

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