実印の登録、印鑑証明書の発行

実印は、市区町村役所で印鑑登録することにより、初めて実際に実印となります。
実印を作成したら、速やかに印鑑登録するようにしましょう。

実印は印鑑登録することにより初めて実印となる

実印は、実印用に作られた印鑑を、市区町村役所で印鑑登録することにより、初めて実際に実印となります。

実印となって初めて、重要な契約に使うことができます。

実印を印鑑登録するのは、その印鑑を、「印鑑証明書」を添付することにより、たしかに本人が押したと証明するためです。

重要な契約書に押された印鑑は、それを確かに本人が押したことを証明することができないと、効力を発揮することができません。

印鑑登録をするためには、市区町村役所に身分証明書を提示します。
それにより市区町村役所は、登録された印鑑が、その本人のものであることを証明できることになります。

もし紛失や盗難により、なりすました第三者により実印と印鑑証明書が使われてしまった場合、本人が押していなくても、契約に法的に拘束されます。

実印および印鑑証明書の管理は、くれぐれも厳重にすることが必要です。

印鑑登録の方法

印鑑登録は、自分が住んでいる地域の市区町村役所で行います。
身分証明書と認印が必要ですので、忘れずに持参しましょう。

身分証明書は、運転免許証など、写真が付いているものなら、一つだけでOKです。

ただし健康保険証など、写真が付いていないものについては、2つの身分証明書を提示しなければいけない場合もありますので注意しましょう。

印鑑登録申請書に必要事項を記入して、登録する印鑑を押します。
印鑑は、印影がかすれたりしないよう、慎重に押しましょう。

身分証明書を提示して、申請書を提出すると、手続きの後、印鑑登録証が交付されます。
印鑑証明書を取得するには、その印鑑登録証が必要です。

印鑑登録の費用は?

印鑑登録をするためには、費用がかかります。
自治体によって異なりますが、だいたい100〜300円です。

代理人による申請は?

印鑑登録は、自分の人生を左右しかねない重要な手続きですから、本人が行うことが望ましいです。
しかし、手続きは煩雑になりますが、代理人による申請も可能です。

代理人によって印鑑登録をする際には、市区町村役所へ2回行く必要があります。
まずはじめに市区町村役所へ行く際には、本人の委任状が必要です。

委任状とともに印鑑登録申請書を提出すると、後日市区町村役所から自宅住所へ、照会文書が送られてきます。

これは印鑑登録を、たしかに本人が申請していることを確認するための文書です。

照会文書に本人が、必要事項を記入して、あらためて代理人は、照会文書を持参して、市区町村役所へ行きます。
それにより、初めて印鑑登録証が交付されます。

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