朱肉は、快適に使い続けるためにはメンテナンスが必要となります。
ここではその、朱肉のメンテナンス方法についてまとめました。
布張りの朱肉の場合
布張りの朱肉はメンテナンス性が高い製品ですので、普段は特別なメンテナンスは必要ありません。
ただしインキが少なくなってきた場合には、補充の必要があります。
また長時間フタを閉め忘れるなどして表面が乾いてしまった場合にも、インキを補充するようにします。
朱肉インキの補充方法
1.まずインキのフタをしたままよく振り、中身を均一に混ぜます。
2.キャップを外してノズルを盤面に軽く押し当てます。少し注入したら場所を移動し、また注入、という具合に、盤面全体に均一に補充します。
3.朱肉が中に吸収されるには少し時間がかかります。吸収されたのを確認したら朱肉のフタを閉め、インキの補充は終了です。
練り朱肉の場合
日常のメンテナンス
練り朱肉は時間が経つと、だんだん硬くなってきます。
その場合には適当なヘラなどを使って練り直しをするようにします。
しばらく使っていなかった場合など、カチカチに硬くなってしまい、練り直しが利かないこともあります。
その場合には、新しい練り朱肉を補充します。
練り朱肉の補充方法
1.まず硬くなってしまった練り朱肉を、少しレンジにかけるなどして温めます。
2.新しい練り朱肉をつけ足して、全体をヘラで刺すようにしながらほぐします。
3.固まっている古い練り朱肉を新しい朱肉と混ぜながら、少しずつ返すようにして練り直します。
4.表面が平らになるように整え、朱肉の補充は終了です。
朱肉が衣類についてしまった場合の落とし方
朱肉は通常、クレンジングオイルまたは中性洗剤で落とせます。
ただ時間が経ってしまった場合、それではなかなか落ちないことも。
その際には、洗濯用の漂白剤を使用するようにします。
朱肉がついた場所にしみ込ませ、平らな場所に敷いたタオルの上におき、上から別のタオルで軽く叩きます。
汚れが落ちたら、水洗いすれば終了です。