要チェック!実印作成の注意点 −法人の場合

法人で実印を作成する場合の注意点は、次の通りです。

法人で実印作成する場合の注意点

法人設立用4点セットがお得

法人を設立する際には、

  • 実印(代表印)
  • 銀行印
  • 角印(会社員)
  • 認印

の、4種類の印鑑が必要になると思います。
これらは、それぞれ別個に購入するより、セット購入するほうがお得です。

多くの印鑑ショップでは、「法人設立用セット」を設定しています。

素材や書体を共通にすることで、統一感を出すことも可能です。

法人の実印はより耐久性の高いチタン製がおすすめ

法人では、実印の使用頻度は、個人と比べ物にならないくらい高いです。
耐久性が低い素材を選んでしまうと、すぐに摩耗したり、欠けたりして、使えなくなることが多いです。

個人用では、耐久性の高い高級素材は象牙だと言われています。

しかし法人用の実印は、それよりも耐久性の高い、チタン製がおすすめです。

チタンは近年発見された金属で、他の金属と比べて腐食しにくいことが大きな特徴です。
また硬度が高く、耐久性は半永久とも言われています。

またチタン製でもブラスト加工されたものについては、微細な粒子を吹き付けることにより、表面にミクロの凹凸が付けられています。

それにより、金属ですが滑ってしまうことなどなく持ちやすく、また朱肉の吸着性も高くなています。

個人の実印より大きなものを選んで信頼感をアップさせよう

実印を選ぶ際、どのくらの大きさにするかも重要です。
個人の実印は、16.5mmが標準ですが、法人用には、それより大きなものを選ぶのがおすすめです。

法人では、取引先などとの契約に実印を使用することが多いでしょう。
そうすると、相手も契約書を持ちますから、自社の実印を見ることになります。

実印は、小さいものだとどうしても貧相で、また神経質な感じに見えます。
そうなると、取引先などからの信頼に、疑問符がつきかねません。

それに対し、大きな実印は、どっしりしていて安定した印象があります。
それを見ることにより、取引先からの信頼感をアップさせる効果があります。

実印は万が一にも盗難に遭わないよう金庫に保管を!

実印と印鑑証明とがあれば、第三者であっても、なりすましによって契約を行うことが可能です。
しかもその契約は、本人が実印を押したとみなされて、法定に拘束されることになります。

契約は、例えばお金を借りたり、また不動産を売買することも可能です。
万が一にも実印を紛失したり、盗難に遭うなどすると、大きな損害をこうむることになりかねません。

ですから実印の保管には万全の配慮をし、厳重の上にも厳重にしましょう。
最低でも、社内の金庫に入れておく必要があります。

さらに厳重に保管するなら、銀行の貸し金庫がおすすめです。
貸し金庫は、それほどの費用がかからず、使用することができます。

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