縦彫りと横彫りどちらがいい?

実印や銀行印、認印は、縦彫りでも横彫りでも、どちらでも構いません。
特に規則などが定められていることはありません。

しかし一般的には、

  • 実印・・・縦彫り
  • 銀行印・・・横彫り
  • 認印・・・縦彫り

になることが多いようです。

実印が縦彫りなのは読みやすいから

実印は、縦彫りされることが多いです。
これは、読みやすさを考えた場合には、そうなるのが自然です。

実印は、男性の場合には、姓と名の両方を彫り込みます。
そうすると、横に並んでいると、どういう順番で読んだらいいか、分からなくなりがちだからです。

ただし、女性の場合は、姓のみ、または名のみで実印を作ることが多いです。
その場合には、横彫りがされることがほとんどです。

これは印相学によっています。
女性は横彫りにしたほうが、幸せになると言われているからです。

銀行印が横彫りなのは縁起を担いでのこと

銀行印は、多くの場合、姓のみが入れられます。
これは横彫りされることが多いです。

まずは姓のみですから、縦彫りでも横彫りでも、読みにくくなることはありません。
さらに銀行印が横彫りなのは、縁起を担いでのことだと言われています。

印相学で、縦彫りの印鑑は「上からくる金運を受けることができない」と言われ、散財の相があるとされています。
また横に並んでいる文字は倒れにくいという意味もあると言われています。

認印は銀行印と区別するために縦掘り

認印は、多くの場合、縦彫りされます。
これは、銀行印が横彫りなので、それと区別するためというのが、大きな理由だと言われています。

また縁起を担いでのこともあります。
認印は、印相学では守護印とされており、縦彫りのほうが先祖に守ってもらいやすいとなっています。

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