社会人になると、印鑑を使う機会が多くなります。
社会人になったら、まず印鑑を作ることがおすすめです。
印鑑はどんな場合に必要になる?
会社との雇用契約
会社に就職するためには、内定の後にその会社と雇用契約を結びます。
雇用契約書には、当然自分の捺印が必要です。
この場合には、どんな印鑑でも構わないといえば構いません。
でもシャチハタや、大量生産の三文判などはおすすめすることはできません。
会社との雇用契約は、その後の自分の生活を決めることになる大切なもの。
その意味でも、きちんと自分で作製した印鑑を押すのがいいと思います。
銀行口座開設
会社に就職すれば、給与は銀行振込で支払われるのが一般的です。
会社によっては振込先の口座と支店を指定されることもあります。
その場合には、新たに口座を開設しなくてはなりませんから、銀行印が必要です。
銀行印は、安い三文判でもいいと思うかもしれません。
でもそれは、絶対に避けるべき。
三文判は大量生産をしますから、全く同じものがたくさんあります。
なので誰かが同じはんこを入手して銀行で手続きすれば、お金を引き出されてしまう可能性もあります。
また三文判は、安い材質が使われていることが多いため、耐久性にも乏しいです。
印鑑の縁が欠けてしまい、印面が変わってしまえば、銀行印の変更手続きをしなければならなくなります。
印鑑専門店のはんこの場合は、偽造を防止するため同じはんこは作りません。
また印鑑の材質も、きちんとしたものを選べます。
賃貸契約
社会人になって一人暮らしをするなどという場合。
賃貸住宅を借りることになるわけですから、家主と賃貸借契約書を交わします。
この賃貸借契約書には、実印を押すことが必要。
印鑑登録証が必要となる場合もあります。
実印は、契約書にそれを押すことにより、「たしかに自分の意志で契約した」ことを示すもの。
絶対に偽造されないものを作ることが必要です。
また賃貸住宅では、家賃が口座引落になることもあります。
口座引落の手続きをするためには、銀行印が必要です。
作るべき印鑑は?
社会人になってまず作るべき印鑑は、
- 実印
- 銀行印
の2つです。
実印と銀行印は、一般に異なった印鑑を使います。
実印にはフルネームを入れるのに対して、銀行印は姓のみを入れます。
また実印は、銀行印よりひと回り大きなものを選ぶのが普通です。
実印と銀行印にきちんとしたものを作っておけば、その後もずっと使い続けることができます。
印鑑を作るためのポイントは?
ポイント1 耐久性のある素材を選ぼう
印鑑は、一度作れば何年でも使えるもの。
ただしそのためには、印鑑の材質に耐久性のあるものを選ぶことが必要です。
ハンコヤドットコムなどの場合なら、購入後10年間の保証がありますので安心です。
ポイント2 アタリ付きの印鑑を選ぼう
印鑑は、上下をきちんと合わせて押さなくてはなりません。
でもそれを、印面をいちいち見て確認するのはちょっと面倒。
そこで印鑑は、側面に上を示す「アタリ」のついたものを選びましょう。
ポイント3 朱肉、印鑑マット、印鑑ケースも一緒に揃えよう
印鑑を押すためには、印鑑だけあっても足りません。
まず朱肉が必要なのは言うまでもないことです。
さらに印鑑を押す紙の下に敷く印鑑マットもないと、印鑑はきれいに押せません。
また印鑑を、欠けたりしないようきちんと保存するためには、印鑑ケースも必要です。
印鑑を作る際には、それらサプライ製品も一緒に購入するようにしましょう。