女性が実印を作る際には、やや小ぶりなサイズの、美しい素材を選ぶのがおすすめです。
書体は、やわらかくて繊細な印象がある細篆書体、また女性は、名前だけ彫り込むこともおすすめとなります。
女性の実印にふさわしいサイズ
女性にふさわしい実印は、男性のものよりやや小ぶりのものがいいでしょう。
その方が、控えめな印象があるからです。
しかしもちろん、女性でも、会社役員などの場合には、その限りではありません。
信頼感を増すために、大きめのサイズを選んだ方がいいでしょう。
男性の実印は、16.5mmが一番人気となっています。
女性の実印は、それより一回り小さい、13.5mm、15mmなどが人気です。
女性の実印にふさわしい素材
琥珀
女性の実印には、やはり美しい素材がおすすめです。
一番の人気は琥珀で、宝石のように美しいです。
ただし印鑑に使われる琥珀は、完全に天然素材ではありません。
琥珀は印鑑に使うには少し硬度が足りないため、硬度の高い人工素材を合わせて使っているからです。
また琥珀はやわらかな、手に吸い付くような触り心地も魅力です。
朱肉の吸着性も、申し分ありません。
彩樺
女性の実印には、彩樺も人気素材の一つです。
価格は琥珀より手頃ですが、硬度はむしろ琥珀より高いです。
チタン
チタンは印鑑の素材として最近使われるようになったものですが、女性からの人気が高くなっています。
その輝きに、貴金属のような風合いがあるからです。
真珠のような光沢を持つパステルカラーのものなどが人気です。
またアタリにラインストーンなどを埋め込んだものも、選ぶ女性が多いです。
女性の実印にふさわしい書体は?
女性の実印は、男性のものより小ぶりなので、書体は小さくてもきれいに見えるものを選ぶ必要が出てきます。
おすすめなのは細篆書体で、やわらかで繊細な印象を醸し出します。
ただし女性は、名前がひらがなの人もいると思います。
ひらがなだと、細篆書体ではスタンプのように見えがちですので、より複雑で、実印らしく見えるよう、印相体を選ぶのがいいでしょう。
女性は名前だけの表記でも問題ない
男性は、姓名両方、フルネームで実印を作るのが普通です。
しかし女性の場合には、結婚して姓が変わることもあります。
姓が変わると、旧姓の実印は使えなくなりますから、何かと不便になるでしょう。
ですから女性は、名前だけの表記で実印を作る人も多いです。
市区町村役所でも、名前だけの印鑑を、問題なく登録受付してくれます。