実印には、機械によって作成する機械彫りと、職人が手で彫刻する手彫りとの2種類があります。
それぞれの特徴をまとめてみました。
機械彫りの特徴
実印を作成する機械には、
- ロボット彫刻機
- 光電式彫刻機
など、いくつかの種類があります。
ただしいずれも、仕上がりがきれいであることには変わりません。
実印を作成する機械は、全てコンピュータ制御です。
使用する文字も、コンピュータの書体から選ばれます。
機械彫りのメリット
価格が安い
機械彫りは、手彫りに比べれば、価格が圧倒的に安いです。
2分の1〜3分の1ほどの価格となります。
出来上がりが早い
機械彫りは実印の出来上がりが早く、数時間で完成します。
そのため、即日発送も可能です。
機械彫りのデメリット
コピーされやすい
機械彫りは、同じショップで、まったく同じ書体を選んで、同じ名前で注文すれば、同じものが出来上がります。
そのためコピーされやすいのがデメリットです。
手彫りの印鑑
手彫りは、実印を作成する全ての作業を、職人が手仕事で行います。
印鑑は伝統的には、この方法で作られてきました。
手彫りのメリット
コピーが難しい
手彫りの実印は、一つ一つを職人がそれぞれ彫り上げていきます。
世界に一つだけのものですから、コピーするのは難しいです。
味わいがある
字入れには、どうしても職人の個性が反映してきます。
ですから機械彫りと比べ、味わいがあります。
手彫りのデメリット
時間がかかる
職人が手で彫らなければなりませんから、一日にできる本数に限界があります。
ですから完成まで、最低でも2週間くらいの時間がかかります。
価格が高い
職人が一定の時間を掛けることになりますから、どうしても価格も高くなります。