実印は、「丸いもの」が一般的です。
しかし、丸でなければいけないのでしょうか?
実印は、丸でなければいけないの?
実印は、契約において、自分自身の意思を証明するものです。
契約書は、契約当事者がそれぞれ持つことになりますから、自分の押した印影を、契約の相手も見ることになるわけです。
そうすると、実印も、自分なりの個性を表したものにしたいと思う人もいるのではないでしょうか?
平凡な丸い印鑑ではなく、三角でも四角でも、自分らしいものにしたいと思うのは当然です。
しかし実印は、法的な規定によって定められてもいるものです。
その規定は、四角や三角の実印を認めているのでしょうか?
法律上は丸くなくても問題ない
実印の形について、法律で決められているのは「大きさ」です。
「一辺が8mmの正方形より大きく、25mmの正方形より小さい」
ことが条件です。
法律上は、形状については何も規定はありません。
ですから大きさが上の寸法に収まっていれば、形については、丸でなくても、どんなものでも構いません。
実際、四角の実印などについては、使っている人はいます。
ただし楕円については、実印に使うには、印相学的によくないと言われていて、使う人はあまりいません。